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■ ヒューズの点検と交換 |
ヒューズの役割ってご存知ですか?小さな部品ですが、たいへん重要な働きをしています。
まず、その役割から説明します。車の電装品や配線コードは、流れる電気の容量が決められています。もし、規定値より大きな電流が流れると、電装品が壊れたり配線が焼けたりして、最悪の場合、車輌火災にもなりかねません。そこで、過大な電流を遮断するヒューズが取付けられています。
(一般的に、「ヒューズが切れる」・「ヒューズがとぶ」と言います。)
従って、ヒューズが切れると、電装品は作動しなくなります。
クラクションやオーディオ、パワーウインドウなどのスイッチをONにしても全く動作しない場合は、まずヒューズを点検してみて下さい。 |
※写真をクリックすると拡大できます。 |
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(1) |
基本的に、ヒューズはヒューズボックス内にまとめて設置されています。
ヒューズボックスの場所は、車種によって異なりますが、一般的にエンジンルーム内や運転席側の足元に設置されてる事が多いです。
車輌の取扱い説明書に記載されていますので確認してください。 |
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(2) |
ヒューズボックスの位置が確認出来ましたら、不具合の電装部品関連のヒューズを探します。ヒューズが見つかりましたら、ヒューズを引き抜き内部を確認してみて下さい。 |
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(3) |
引き抜いたヒューズが画像の右の状態でしたら、何らかの異常でヒューズが切れたことになります。
※左側が正常な状態 |
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(4) |
新しいヒューズを用意して、差し込んでください。
この時に注意するのが、ヒューズを交換する電装品の電源が切れている事を確認して下さい。
必ず説明書に記載されているアンペア数のものと交換して下さい。
規定より大きな数値のヒューズを使用すると、過大電流が流れた時にヒューズが切れず電装品を破損させてしまう恐れがあります。 |
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(5) |
ヒューズの交換と同時に、関連している電装部品、配線、コネクター部分を点検して下さい。 |
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(6) |
ヒューズを交換してもすぐに切れてしまう場合は、早急に整備工場などにご相談下さい。 |
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